ラピスラズリの歴史

世界のいたるところで愛されているラピスラズリ。
その歴史は深く、また世界中の様々な歴史的場面で登場する神秘的な宝石・ラピスラズリ。

例えば日本では、仏教の七宝(金・銀・瑠璃・玻璃・しゃこ(貝)・珊瑚・瑪瑙)のひとつにあげられます。
また、かの真言宗の開祖、空海(西暦774-835年)は瑠璃を自らの守護石としていたそうです。

エジプトでは「天空と冥界の神オリシスがもたらした石」としてあがめられているそうです。
ミイラや墳墓副葬品として、普遍的な真理を象徴する護符という役割で用いられていました。 エジプト王として知られるツタンカーメンの墓からはおびただしい数のラピスラズリが発見されています。 その多くは棺や副葬品に使われ、有名な黄金のマスクの目のまわりの青い部分はラピスラズリです。 棺にはオシリスの像が描かれ、死者の呪文とともに、霊魂の流転再生の願いが込められたそうです。

古代ギリシャおよびローマ時代からルネッサンスにかけての芸術作品にもラピスラズリは使われています。
その用途として人気があったのは絵具だそうな。 永続性のある群青色の顔料を作るために、細かく砕かれ有名な油絵に多く使われたそうです。 時とともに色が濃くなってしまうので古い油絵の多くが黒ずんで見えるのは、これが原因とされています。